
エンジニアリング部門がプロジェクトのあらゆる側面について統括と信頼性を維持できるように請負業者や下請け業者と仕事をするのは、ときに困難です。共有されたプロジェクトに会社固有の基準を直接に含め、納入された作業内容をその場で確認することができれば、請負業者が行った作業をシームレスに既存の環境に統合できます。このようにすることで、プロセスの混乱は最小限に抑えることができます。
請負業者を容易に統合する
関係の組み入れと請負業者が実施する作業の基準によって、作業を容易に既存の環境に完全に統合できることが保証されます。第三者による作業を後に設計プロセスで差し戻したり、製造機械に送る必要がある場合、すでに統合されていることによって、プロジェクトのどの側面についても修正や作り替えの必要がなくなります。
情報の信頼性を維持する
パッケージを情報伝達手法として利用する場合、エンジニアリング部門は、請負業者から返された情報がすでに御社の基準に適合していることを確信できます。しかしながら、疑いがある場合や、追加の検証が必要な場合、作業をその場で簡単に検証できます。設計のあらゆる面に自動的に組み込まれた関係のおかげでこのことが可能になります。
情報を伝達する
プロジェクトやプロジェクトのサブセットを請負業者に移転するための既存の方法は、多くの場合、やっかいなものです。必要な情報のみを共有するのは困難なことがあり、造船所の基準を強制するのは必ずしも可能ではありません。パッケージを通じて何が必要かを請負業者と正確に共有すれば、この困難が取り除かれます。
統一エンジニアリングモデルと組み合わせると、これらのパッケージにエンジニアリングチームが定める基準と仕様を含めることができます。これによって、御社は返される作業が期待に適うものであるだろうと確信できますし、請負業者の側では、容易に作業を受け取り、要件に適合させることができます。

協力を通じて、LPTと稲益造船は、エンジニアリングプロセスに対する統括と信頼性の両方を手に入れることができました。最も大事なことは、これが最小限の混乱で達成されたことです。LPTによって開発された新たな3Dアプローチは、経験豊富な設計者の知識・専門知識をテンプレートとルールに組み入れて、日本の高度な造船技術をいっそう高めました。
ケーススタディを読む技術戦略
SSIのShipConstructor WorkShareソリューションでは以下が可能です:
- プロジェクトパッケージを編集・共有する。
- 分散型プロジェクトを確実に管理する。
- 経験豊富な労働力を活用する。
移転が必要なのがプロジェクト全体であっても、プロジェクトのサブセットであっても、あるいは個別の部分であっても、WorkShareを使用して効率的に実現できます。

詳細はお問い合わせください
上に述べた手法、戦略、技術についてより詳しく知りたい方は、以下のフォームにてお気軽に弊社までご連絡ください。